印刷物のこと

ページ数が多い印刷物制作を楽しむ。

みなさんこんにちは。
6月は各社総会などがあり何かとページ数の多い印刷物制作が重なります。
クライアントが出版社などではない限り、一般的な会社さんにおいてページの多い印刷物を作る際は、
オフィスのワードやパワーポイントを駆使しながら、
時折、エクセルなどで表組みを入れてくる感じでしょうか。


さあ印刷会社に依頼しよう!
そんな時は、そのままのデータの状態で一旦入稿して、印刷会社でまとめてもらい
1度、校正を出してもらって、気になる点を修正をして印刷するか、
もしくは、全て事前にPDFに変換して、そのまま入稿して印刷の依頼をするか2択になるかと思います。

どちらにしろ、当初作った際のレイアウトのままが基本なので、
仕上がりの品質も見た目も同じです。

そこで肝心なのは費用でしょうか(^^)

少しでも費用を安価に抑えたいもの。
その場合、後者のPDFで一括入稿に越したことはありません。

その際、フォントがきちんと埋め込まれたPDFになっているかよく確認しましょう。

確認方法は簡単です。
下記画像は、acrobat Pro DCですが、一般的にインストールされていると思われる、
Readerでも同じだと思います。

1)作成したPDFを開く
2)「ファイル」メニューから「プロパティ」を選択します。

※背面の画像は、我が家のリクガメの写真です(^ ^)

3)「文書のプロパティ」ダイアログボックスが開きますので、その中の
「フォント」タブを選択すると、PDFで使用されているフォント名が表示されます。

そこで、フォント名の横に「埋め込みサブセット」と表示されていれば、フォントが埋め込まれています。

もし、フォントが埋め込まれていなければ、下記のような表示になります。

他の部分と違うので、わかりやすいかと思います。
上記でいうと、実際は「HiraMinPro-W3」というフォントが使われているのですが、
ここでは代わりに、「MSPMincho」というフォントに置き換えられて表示されているだけで、
フォントが埋め込まれていないPDFということになります。

このようなフォントが埋め込まれていないPDFでは、ほとんどの印刷会社は入稿できないかと思います。
もし、フォントが埋め込まれていない場合、それぞれの印刷会社の作業環境によって
さまざまなフォントに勝手に置き換えられてしまい、中には文字化けする可能性があるためです。

事前にちょっと確認するだけで、お互いに無駄な時間を使わずに済みますので、
ぜひ、印刷会社に入稿する前に一度ご確認ください。

これはPDFの入稿の際の注意点になります。

そして、ページの多い印刷物を制作するにあたり、
その印刷物を渡した人にきちんと読んでもらいたいか?
それとも、とりあえず製本したものを配ればいいという業務的な印刷物なのか?
また、製作者のこんな思いや背景があるのかと思います。
◯本来ではあればもっと見やすくレイアウトして作りたい。
◯ワードやエクセルをもっと使いこなせるスキルがあれば、、、
◯制作以外の業務がたくさん。制作にゆっくり時間をかける余裕はない。。

その時々の製作者の立場や環境によって変わってくるでしょう。

「費用と時間」
印刷物を作るにあたり大きな影響を与えるものです。
でも、せっかく印刷物を作るのなら、
少しでもデータ編集に慣れている方に任せた方がいいかと思います。
もちろんお金をかければいいというものではないので、
コストバランスも調整しながらですが。

とはいえ、どこに相談したらいいかわからない。
いくらかかるのかわからない。
この印刷業界も住宅業界と同じような消費者の悩みがあるのかと思います。

「何かをつくる。」

自分一人で完結できない制作物は、パートナー選びが重要です。
そんなパートナー選びも、妥協せずに楽しみながらできるといいですね。
「ものづくり」って大変だけど楽しいものです。
とりあえずあればいい印刷物ではなく、みんなから必要とされる、役に立つなど、
手にとってくれた方に、喜んでもらえる印刷物つくりを、ぜひみなさんも楽しんでください。

昨日で、数えてみると合計1436ページの印刷物(6月納品の複数案件の合計)の入稿がやっと終わり、
あとは完成を待つだけ。
果たして今回のページ物の印刷物制作を楽しめただろうか??
せめて、この土日は、ちょっとゆっくりできるといいな。

そして月曜日は、仕事関係で、ロンドンオリンピックのメダリストの講演会に参加してきます。
場所をよく見てなかったですが、川口か…..ちょっと遠い。
電車のあるうちに帰ってこれるか心配。
楽しめるといいな….

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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