みなさんこんにちは。
6月に入り、世の中も少し色々なことが動き始めたような感じですね。
さらに、さまざまなものが値上げ傾向にあります。
私たち印刷業界でも7月あたりから紙の値上がりすると言われています。
ただ、最近ネット印刷を見ているとさらに値下げをおこなっているサイトが多いような気がします。
一般的な印刷会社では、営業マンの質や、提案力、デザイン力を含めた対応力で仕事を受注できるでしょうが、
ネット印刷では主に「価格」が勝負になってきます。
そこで値上がりにより、価格を上げるのか?
それとも利益を減らすのか?
難しい選択を迫られます。
印刷サイトにおいて、価格以外での魅力を打ち出すのはなかなか難しい。
そこで紙の値上がりがあり、各社一斉に値上げをするのであれば問題ないでしょうが、
おそらくそんなことはないので、さらに価格競争が激しくなることが予想されますね。
サイトの印刷会社では、ごく一部の会社さんを除いて、サイト運営は一つの事業部に過ぎないと思いますが、
一般的に価格を晒していることにより、本来の事業でもある地場エリアでの対面での営業に少なからずも支障をきたしているかと思います。
それは自社だけではなく、業界全体に言えること。
昔はあまりにも不透明な印刷業界でしたので、クリアになっていいのかもしれませんが(^ ^)
ただ、少子高齢化と同じくらい紙の需要の減少はデジタル化により止められない。
時代の流れには逆らえず、このまま「紙」というものがなくなることはないにしても、
減っていくのを見ていると寂しいものがありますね。
そんな中、紙の値上げは今の状況では必須なことなのかもしれませんが、
まだまだ必要とされている必需品の値上げと、これから減っていくものの値上げでは状況が変わってきます。
紙の値上げにより考えられるのは、印刷部数の減少です。
今までは必要以上の部数を印刷していたケースが多かったと思いますが、
必要最低限のみ印刷して、あとはデジタル対応、もしくは使わない。
なんてことの積み重ねでどんどん全体の紙の出荷量が減っていくことが予想されます。
「なんだ、だったら最初からデータだけでいいんじゃやない」
そんな声が聞こえてきそうです。
そう本屋さんの減少が物語っていますね。
「紙の必要性」
紙の価値を上げるということはなかなか難しい。
これは私たち印刷業界の話ですが、
身近なものでは、昨今の米の需要の減少に伴い、
来年は米の生産量が抑えられるとか。
今年は、農家にとって選択を迫られた2022年生産緑地問題がありました。
結果、生産緑地の延長を申請したのが8割。
それは2割の農地がなくなるということ。
色々なものがどんどんなくなっていく。
以前、AIによって今後なくなる仕事ランキングなんてものも話題になりました。
これからは、さらに人から必要とされるサービス、商品を作っていかないと
企業として成り立たない。
継続できない時代になっていきます。
そのためにはまず、人に会社の存在を知ってもらう必要もあります。
こんなに情報を簡単に入手できる時代でも、
そもそも知られていない企業がまだまだ。
ターゲットとしている消費者の年齢、エリアなどにもよるのでしょうが、
やはり「知名度」に勝るものはありません。
人に知ってもらう。
弊社としても、もっと必要とされる企業に成長していかないといけません。
そのためには、もっと同時にたくさん受注できる体制を作らないと。
ずっとギリギリで、今年に入ってから何度かお断りせざるを得ない状況が続いているので、
なんとかしないと。。。。
この色々な値上げを機に、自社のサービスを見直すきっかけになるといいな。
最後は何だか愚痴っぽくなってしまいましたが、
さあ、今日も休日返上で頑張るか(^^)!!
岩佐でした。