みなさんこんにちは。
昨夜の久しぶりの本格的な雨で今日は、毎朝の畑の水やりは行かなくても良さそうなので、少しゆっくり目な朝がスタート。
さて、今日はちょっと市川市の印刷会社らしく。
印刷の発注をされた経験がある方で、多くの方がまずは気になるであろう仕上がりの色のこと。
納品された印刷物を見て「パソコンで見た色と印刷した色が違う…」そんな経験はありませんか?
これは印刷工場の技術品質が悪いとか以前に、“色の仕組み”が違うからです。
まずは簡単に色のしくみはこんな感じです。
1. PCの画面の色、RGBとは?
- 赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の光の3原色で色を作る
- スマホ・パソコン・テレビなどで使われる
- 光なので明るく鮮やか
👉 ポイント
→ 足すほど明るくなる(加法混色)
2. 印刷時の色、CMYKとは?
- シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック
(ここでのブラックは「Key plate」の頭文字をとって表したものです。今回はこの詳細の説明は省きます)
- インクで色を表現
- RGBよりくすみやすい
👉 ポイント
→ 混ぜるほど暗くなる(減法混色)
3. なぜ色が違うのか?
- RGBは「光」
- CMYKは「インク」
👉 だから… 👉 それぞれ同じ数値(指定数値)でも見た目が変わります。
4. またWEBカラーとは?
- HTMLやCSSで指定する色(例:#FF0000)
- 基本はRGBベース
- デジタル専用の色
- こちらも、PCやスマホで使われるカラーですが、今回はこんなカラーもあるということのみ覚えていてください。
WEB制作時以外は、このカラー指定を使うことはないかと思いますので。
5. 特色(スポットカラー)とは?
- CMYKとは別の特別なインク
- 企業ロゴやブランドカラーで使われる
- 例:PANTONE、DICなど

👉 メリット
希望していた色を正確に再現できる。
特色カラーを使用した印刷物は、CMYK印刷に比べて発色が非常に美しく、ブランドカラーを正確に再現できる点が大きな魅力ですね。
特にロゴやコーポレートカラーなど、色の再現性が重要な場面では高い効果を発揮します。
ただし、特色印刷は専用インクを使用するため、通常の印刷よりも手間やコストがかかります。そのため、一般的な商業印刷では採用しづらく、提案のハードルが高い印刷方法でもあります。
封筒印刷での活用がおすすめ
比較的手軽に特色印刷を取り入れる方法としては、封筒印刷が挙げられます。
単色または2色刷りで、ある程度の印刷部数が確保できれば、コストと仕上がりのバランスがとりやすく、実用的な選択肢となります。
そして上記の色の表現方法の中で、印刷トラブルで多いのが、「画面で見た色と印刷の色が違う」という問題です。
これは、RGB(画面)とCMYK(印刷)の違いによって発生します。
- 画面:RGB(光で表現)
- 印刷:CMYK(インクで表現)
この仕組みの違いにより、同じ色指定でも見た目が変わり、色ズレが起きてしまいます。
さらに、この問題は画面だけではなく、自宅や会社のプリンターでも同様に発生します。
それぞれの機種ごとの設定や使用インクが異なるため、完全に同じ色で出力されることはほとんどありません。
色の見え方は環境によって変わる
色は単純にデータだけで決まるものではありません。
例えば:
- 濃い・薄い
- 明るい・暗い
- 室内と屋外での違い
- 照明(蛍光灯・自然光)による変化
このように、同じ印刷物でも見る環境によって印象が大きく変わります。
そのため、印刷では「完璧なクライアント個人的な希望の色を再現する」ことに力を入れるよりも 「最適なバランス(平均的な見え方)を調整すること」が一般的な制作コンセプトが多いのではないでしょうか。
そして、この色トラブルを防ぐには「色校正」そして「本紙校正」が重要
色にこだわる場合、必ず行いたいのが色校正です。
あくまでも色にこだわる場合のみです。
本紙校正とは?
本紙校正とは、実際に使用する紙と同じ用紙・同じ印刷方法で出力する色見本のことです。
これにより、本番に近い状態で色を確認でき、仕上がりの色のズレを大きく減らすことができます。
さらに精度を求める場合|印刷立ち会い
より色の再現性を重視する場合には、印刷工場での立ち会いを行うこともあります。
これは印刷機の特性(回転速度・インク調整など)による微妙な差を現場で確認し、最適な状態に調整する工程です。
ただし、こうした対応は主に以下のようなケースに限られます。
- 大規模な製品カタログ
- ブランド重視の印刷物
ただ近年では印刷技術の向上により、従来ほど立ち会いが必要ないケースがほとんどのような気がします。
色は「正解」ではなく「感覚」
最後に重要なポイントです。
色には絶対的な正解がありません。
- 良い色・悪い色
ではなく - 好きな色・嫌いな色
というように、見る人の感性によって評価が変わります。
これは料理の「味覚」にも似ています。
同じものでも、人によって感じ方が違うのと同じです。
あきらかに「良い・悪い」を除いてです。
印刷であきらかに悪いと感じられるケースとして考えられるのは、色そのものではなく、写真の解像度の低さや、デザイン性の問題が多いのではないでしょうか。
特に「色=写真の仕上がり」に深く影響してきますが、そもそもの写真データがどうだったのか?
事前によく検討する必要がありますね。
今ではAIやアプリを使って昔の写真の復元や粗い画像を綺麗にするということも可能なケースもありますが、
そもそも綺麗な画像の横に加工したものを並べて印刷すると、その差が明確に出る場合がありますのでご注意ください。
画面で見ると一見きれいに見える画像も、実際に印刷してみると、、、
なんて今後はもっとさらなる技術革新があるのかもしれませんが、そこまでの需要があるのかどうかも怪しいですね。
将来、紙に印刷する需要が少なくなるだろうと言われた30年前。
やはり予想通りだいぶ減ってきたのは間違いありません。
ただ、少なくとも私が生きている間はゼロになることはないでしょうから、どんどん紙に印刷していきたいものですね。
時には色にこだわりながら。
そうそう、今ではモニターに限りなく近い発色で印刷が可能になる「RGB印刷」も出てきたみたいので、一度試してみるのもありかもしれません。
と長々書いてみたものの、やはり印刷に関するブログはつまらないか、、、
申し訳ないですm(_ _)m
岩佐でした。