印刷物のこと

AI制作のチラシデザインについて思うこと。

みなさんこんにちは。

最近、SNSで見かけるチラシやバナーの類似デザイン。
まあ、AIで作ったのだなとすぐにわかる。
弊社も以前、試しにAIでこんなチラシを生成してみました。
まあ、「THE AIチラシ」ですね(^^)

もちろん、お客様からの依頼で作ったわけではありません。
昔は手書きのチラシやWORDやパワポで作成していたチラシの最新版でしょうか。
すごいプロっぽくて時代の変化を感じさせますね。

いわゆる大きな括りでいうと、テンプレートを利用したデザイン。
WEBサイト制作でも同じような感じが増えてきてます。

そこで感じるのは、AIで作ったから、うんぬんではなく、きちんと相手に伝えたい雰囲気や内容を伝えられているか?
制作側がそう感じるのであればそれで十分なのかと思います。
まず、制作する前提で考えると、あくまでも受け取る側ではなく制作側の達成感が先です。

印刷物を制作する際、相手の受け取る状況をまずは考えますが、それよりも制作側の達成感の方が大きい傾向があります。
その中には、ブランディングというものが入り込んできたりするので、達成感との切り分けが難しいですが、多くは自己満足を含めた製作者の達成感の方が大きいでしょう。

例えば私も前職で、ある大手の映画配給会社さんの映画のポスターを制作させていただいた際、役者さんの顔のほんのわずかなほくろか、汚れなのかわからないもので、色校正というものを、OKがでるまで何度もやり直した経験があります。(しかも夜中!!(^^;))
今でいうプリクラの加工ですかね(^ ^)
そのために、夜遅くまで、さらにお金をたくさんかけていろいろな人が動きます。
まあ、制作側の自己満足ですね。
納品して見る側からしたら、そんな部分はルーペで見ない限り気づきません。
「役者さんも商品だから気を使うのがあたりまえだ!」
まあ、その気持ちもわからないでもない。
見えない部分だからこそ、気を使うのがプロだ!
そんな声が聞こえてきそうですが、商業印刷においては少し違うかと思います。
ちょっと昔の愚痴っぽくなってしまうので、本題に戻るとして、「果たしてAIで制作したデザインは正規品」ではないのか?
昔を経験している昭和の古い印刷屋の立場からしてみては、邪道!
と言いたいとこですが、本来それを決めるのは制作者側ではありません。
例えAIで制作しても、きちんと伝えたいことが伝わればそれでOK!
無理してアナログで時間をかけて、費用をかけて制作する必要はないかと思います。
それを最初に決めるのは制作側の責任者です。
どちらが良い悪いではありません。
だから印刷費用や手間をかけたから良いものができることではないということにも繋がります。
(ブランディングが入るとややこしいので、ここでは割愛します)
その時々において、必要な印刷物を制作者側の判断・責任で決めて制作するということ。
AI制作は、たくさんある制作過程の選択肢の一つに過ぎません。
まずは、制作側の達成感もあるつつも、受け取る側の立場で考えること。
どちらも外してはならないプロセスです。

それにAI制作一つにとっても、プロンプト(指示)のレベルによって、仕上がりも変わるでしょう。
全て楽をして簡単に制作しているわけではなく、時間をかけるプロセスが変わったということ。
そんな私もまだまだ馴染めないですが、いつかはAIが良いパートナーとなるように、試行錯誤していきたいものですね。
まあ、当分の間は印刷物のデザインでは活用することなく、WEB制作においてのみAIを活用させていただく予定です。
新しいものをすぐに拒むのではなく、ゆっくり自分の中に落とし込んでから活用できるといいな。

岩佐でした。

 

 

関連記事

TOP