みなさんこんにちは!
今回は、前回の話の中でカラーについての余談です。
カラー印刷の色は、CMYKの4色のインクで表現されます。
そこで中には、そのCMYKの意味がよくわかっていない!
なんてうんちくを語る方がいらっしゃるとか?いないとか?
いわゆる印刷のCMYKというのは、
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の三色と、K(キープレート)という意味で使われています。
そこで中には、このKを黒もしくはBlackと思っている方も多くいらっしゃるのかと思います。
実際のプリンターインクにおいても、このKは、ブラックと表現されていることがほとんどです。
そもそも、Kの由来は、Key Plate(キープレート)の頭文字をとっていると言われています。
そのKeyという意味は「基本的な」「重要な」となり、 Plateは「版」と解釈されるため、いわゆる「基準の版」とも言われていますね。
本来CMYで作られる3原色は、色を足せば足すほど理論的には黒色に近づくはずなのですが、実際はというと、印刷用インキを使用してCMYで黒と同じ濃度を出すことは技術的に難しくそのため、印刷時により輪郭や細部を鮮明に再現するために作られたのが、CMYKのKのKey Plateなのです。
ですので「基準の版」というよりも「別で足された版」と覚えていてもいいのかと思います。
ただ、実際の印刷時に使用されるこのKey Plateが黒版のため、印刷業界で働く私たちでもK=黒が一般的であり、CMYK は何と言われたら、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の三色と、K(黒)と答えるのがシンプルでいいかなと思います。
このKey Plate(キープレート)のことを覚えていても、いつかどこかの場面で役に立つことは、一度しかない人生の中できっとないでしょう(^ ^)
この業界に長くいる私でも今まで一度もありませんから。
だから、これこそ今回は本当の余談ですね( ^ω^ )
それにアイキャッチ画像、ちょっと怖かったかも。
そもそもこのブログ要らなかったかな。。。
岩佐でした。