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今のリフォーム業界はどう?

「今のリフォーム業界はどう?」
最近、よく打ち合わせを始める前に聞かれる言葉です。

ん〜なかなか難しい質問ですが、弊社の関わる会社さんはどこも順調そうですと答えています(^ ^)
実際に大手シンクタンクの報告書を見てみても、
住宅リフォームの市場規模は2020年では6兆5,333億円(前年比0.03%減)となっており、
若干下がっている数字ではありますが、他の業界に比べたら、このコロナ禍ではいい方かと思います。

では、印刷業界は?と聞かれたら。
真っ先にダメです。と答えています(^ ^)
同じ2020年のデータではないですが、経済産業省によると、
2019年の印刷・同業関連出荷額は、4兆8,270億円(前年比0.02%減)となっています。
ここ数年はなんとか5兆円台でしたが、今では4兆円台にまで落ち込んでいるのが現状です。
印刷市場は約20年間で4割弱も落ちておりこれがどこで下げ止まりできるのか不安要素しかないですね。

また、印刷業と言っても、ほとんどが大日本、凸版のシェアが大きい。
身近で感じる印刷業の状況としては、この数字以上に深刻な状況のように感じます。
問題なのは、これから成長できる業界かどうか?

それに比べてリフォーム業はというと、やはり大手ハウスメーカーさんが上位を占めているものの、
数年前から他業種からの参入も増えてきている状況です。
近くのホームセンターのショールームにはいつもお客様がいるように思います。

また他業種からの参入が多いということは、この業界に魅力がありまだまだチャンスがあり
成長できる業界であるという証です。

なんだか我々印刷業界から見れば羨ましい話です(^ ^)
ただ、競争がさらに激しくなることが予想されますので、ここからが勝負どこです。

さて、これからどうやって集客していくか?
真っ先に思い浮かぶのが、WEBサイトでしょう。
それはなぜかというと、今まで主流だと言われてきたチラシが効果がないと言われることが
増えてきたことでの選択肢が絞られてきた結果かと思います。

ん〜そうなのかな?ちょっと疑問です。

私の周りの住宅事業者さんは、チラシを大量に印刷して思いつきの一回ではなく
定期的に配布していて今もなお、すぐに工事に入れないくらいの工事依頼がきています。

実際に私の自宅のリフォームをお願いしたのですが、
工事に入れるのが、2月以降だとか、、、

チラシがダメだと言っている会社との違いは何だろう?
ここ10年くらい色々な工務店さんと接していて、
私自身もリフォームの営業として実際に現場で体験して感じることがあります。

それは地域で認識されているかどうか?

もう少し具体的にお話すると、
「折り込みチラシ」というものは、自社のイベントや一時的な集客で活用されることが多く、
いわゆる自己都合においてのチラシ配布。

でも、今もなお、チラシで集客している会社さんを見ると、自己都合ではなく常に自社のアピール、消費者への訴求・インプットのために配布し続けているのです。

チラシ配布の目的は、「今のお客様」ではなく「これからのお客様」 をターゲットにしています。
でも、やはりその中で、自然に今の客も獲得できてしまうのが実情です。

勘違いしてはいけないのが、ほとんどの工務店さんはだいぶ企業年数が長いのですが、
自分たちが思っているほど、地域では認識されていないことが多いのです。
そんな会社が、思いつきでチラシを巻いても消費者に相手にされないのは当然です。

よほど、商品やサービスの価格に魅力がなければ厳しいでしょう。
でも、リフォームという性質上、サービスの差別化はなかなか難しく、
住設の価格が勝負になってきますが、消費者はその住設の一般的な価格を知りませんので、
なかなか難しい状況です。
そこで強いのが、やはり地域で知られていて「信用のある会社」かどうか。

それが最近は、チラシも減り、消費者が工務店さんなどを知る機会も減り、
どうなったかというと、10年以上前に流行した業者紹介サイトを利用し初めてきたこと。

流行というのは、ある一定のサイクルで回って来ると言われています。
今、また盛んにトイレのクロスを派手にしましょう!なんて言い始めてますが、
20年くらいにも前にも同じようなことがあったとお聞きしています。

「時代の変化に対応する」
そんなかっこいい言葉を使いがる気持ちはわかりますが、
業種によって使い分けることも大事だと思いますし、今では死語のようにも思います。
ぜひ、変化に対応する以前に、信念を持って継続できる販促をして欲しいですね。

実際に結果を出している企業がいらっしゃいます。
でも、同じように真似するだけでは、結果は難しいでしょう。
元々の考え方、信念が違いますから。
それにスタッフのスキルも。

では、どうやって自社の販促、集客をしていけばいいか?
まずは社内でよく検討して欲しいです。
もし、社内に相談する相手がいないようであれば
お気軽にご相談ください。

これから、日本は省エネ、太陽光発電、蓄電池というキーワードが増え、
中古住宅というものに紐づいて今度こそは空き家活用が活性化されるはずです。
新築が減るのは目に見えています。
ZEH住宅の推進だって、結局はハウスメーカーさんがほとんど。
では、地域の工務店さんがハウスメーカーさんと戦うためには、
中古住宅=リフォームかと思います。
脱炭素においても中古住宅市場は無視できないでしょう。
だから
もちろん国が主導です。
中古住宅という、地場産業にもってこいの商圏をまた大手ハウスメーカーさんにいいとこだけ持って行かれて
おこぼれを拾うのではなく、それぞれの地域を引っ張っていくのが、地場の工務店さんだと思っています。

もう少しなんとか頑張って欲しいです。
職人さんの将来のためにも。

となんでいつもこんな話になってしまうのでしょうね。
今度こそは、印刷関係の内容のブログをアップするようにしよう(ToT)

そんなことよりもまずは、私たち印刷業界はさらに頑張らないと。。。。

岩佐でした。

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