印刷物のこと

3月は頁物 くるみ製本の時期です。

みなさんこんにちは。
3月は我々、印刷業界の繁忙期になります。
年度末を迎え色々と印刷物が増える時期です。

でも、同業者の話を聞くと、流石に暇で。。なんていう会社さんは
いないのですが、バタバタと忙しいけど売り上げがイマイチという会社さんが多い感じですね。
同業者だから、謙遜して少なく言っているのかもしれませんが、
わかりやすいのは、ネット印刷さんたち。
今では数が増え過ぎたというのもあるかと思いますが、
コロナ前ではこの時期は、受注がいっぱいであらゆるサイトで、入稿制限を行っていたのですが、
今年はそんな会社は見当たりません。
まあ、今や一つの会社がいくつかのサイトを運営する時代ですので、
仕事がうまく分散されているといいのですが。

特に弊社でも今年もこの時期多くのご発注をいただている、
ページ物の印刷物。
本文はモノクロが多く、製本は無線クルミ製本。
報告書からマニュアル、セミナー資料などさまざまな印刷物があります。

特にマイクロソフトのワードなどで入稿して、インデザインで組み直したり、
コスト面を考えて、ワードのまま手直して、最終的にはPDFにて入稿します。

昔は、QuarkXPressというソフトでよく組版をしていましたが、
今でも印刷会社さんでは使われているのでしょうか。

ページ物といえば、1冊の単価が上がるのである程度印刷して在庫しながら、
必要な時に出荷するのが定番でした。
だからいつもどの会社さんでも、倉庫は印刷物で溢れていたのが懐かしいです。

印刷物の内容に訂正があった場合は、正誤表の印刷などでよく対応していましたが、
最近では、数年も保管するほどは印刷しないこともあり、
めっきり見かけなくなりました。

全てデータで保管して、見たい時はデータ閲覧で済んでしまう。
20年ほど前にペーパーレス時代が来ると言われて、今、それが現実になりつつあるのでしょうか。
広告に関しても、フリーペーパーが流行した時代も終わり、今やネット広告が主流です。

そんな時代の移り変わりが似ているのが住宅業界。
住宅業界も新築住宅が減ると言われていて、今後伸びる要素はなかなか見出せない状況です。

そんな
住宅業界に関しては、

新築住宅から更なるリフォーム需要に期待する。

印刷業界に関しては、
印刷物からWEB需要に期待する。

そんなイメージでしょうか。

ただ、それは業界全体の話。
弊社みたいな小さな会社が、見るべきことは、
業界全体ではなく、身近なお客様。

たくさん仕事が来たとしても、キャパがないので対応できませんし。
業界全体という大きな話に、一喜一憂するのではなく、
もっと身近なお客様が困っていることに気づけたらいいなと思っております。
自社の課題でもあり、
今、新築が減っている、小さな工務店さんの課題でもあるような気がします。

それに気づくには、待っていてはダメなので動かないと。
大切なのは「継続」。

小さな会社において「継続できること」って。

「つなぐ」って。

やっぱり、WEBより、印刷が、紙が、好きかなぁ〜

岩佐でした。

 

 

 

 

 

関連記事

TOP